なごや職業開拓校とは

校長からのメッセージ

学校長 酒井 英夫

校長 酒井 英夫

なごや職業開拓校は2001年に開校した、知的・精神・発達障害を持った人たちの職業訓練施設です。
これまでに、250人以上の訓練生が卒業し、150人以上の人が一般企業で活躍しています。
開拓校の一番の魅力と強みは働く現場があることです。
製麺工場と直営のうどん店で毎日訓練ができ、学べます。
また個々の力量に合わせたカリキュラムを組み個別対応することにも特徴があります。
これから社会の一員として自信を持って働きたい、そんな意欲と熱い想いを持った人、働いた経験のない人の応援をします。
お待ちしています。
共に頑張りましょう。


開拓校からのお知らせ

なごや職業開拓校の令和5年度募集案内についてご案内いたします。
「食品加工科(知的障害2年コース)」
募集期間は令和4年8月8日(月)より令和4年10月18日(火)までの募集となります。
詳細につきましては、以下の案内をご覧ください。
 令和5年度募集案内(食品加工科)

「生産実務科(精神障害1年コース)」
募集期間は令和4年11月14日(月)より令和5年1月19日(木)まで募集となります。
詳細につきましては、以下の案内をご覧ください。
 令和5年度募集案内(生産実務科)

なお、新型コロナウイルス感染症対策として募集説明会につきましては、1日7組までの予約制とさせていただきます。
※来校の際は、マスク着用をお願いいたします。また、当日は検温もさせていただきますので予めご了承ください。
それぞれ詳しくお聞きになりたい方は、お問い合わせフォームまたは、お電話(052-582-6006)にてご連絡くださいますようお願いいたします。

開拓校について

なごや職業開拓校は、「社会の一員として自信を持って働きたい」 そんな意欲と熱いまなざしをもった知的障害者、精神障害者の職業自立を応援する場です。
バリアフリー社会の実現には、段差など道路や建物の物理的障壁をなくすだけでなく、あらゆる社会的、制度的、心理的障壁を取り除くことが必要です。
この場はそのための小さな第一歩です。
皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

開拓校の概要

当開拓校は、「雇用保険法」第63条第1号第7項にもとづき、社会福祉法人共生福祉会が愛知労働局による「障害者職業能力開発助成金」を得て設置・運営しています。
また「職業能力開発促進法」にもとづいた公共職業訓練を「障害者委託訓練実施要項」により愛知県からの委託を受け、実施する能力開発訓練施設です。

開拓校の目的

勤労意欲を持ちながら、一般企業への就労が困難な知的障害者、精神障害者及び発達障害者に対して、企業就労に必要な知識や技能を指導するとともに就労に向けた体験実習等を行うことで、職業自立への支援を目的としています。

開拓校の業務

毎年4月に開講、科毎に1年間または2年間の職業指導を行います。
総定員25名
●食品加工科:知的障害者対象/定員10名・期間2年間
●生産実務科:精神障害者・発達障害者対象/定員5名・期間1年間

訓練科概要

なごや職業開拓校の訓練は、愛知県立名古屋高等技術専門校からの委託で実施しています。
十数年の歴史の中で、わたしたちは多くの利用者をさまざまな企業へとつないでまいりました。
今後も皆様の「納得のいく進路」実現へのサポートに、スタッフ一同、日々努力してまいります。

【訓練日・時間】
毎週月~金曜日 8:45~16:00 開校
土・日・祭日休校 その他夏季・年末年始休校

食品加工科(2年課程)

知的障害をお持ちの方が対象となります。
定員:20名(年間10名募集、2年課程)
「飲食サービス(うどん店舗)」、「食品加工(製麺)」作業等を通じ、仕事に対する意欲や基礎的社会適応能力(職業基礎能力・作業遂行能力等)を育成します。

» スケジュール・詳細情報


生産実務科(1年課程)

精神障害・発達障害をお持ちの方が対象となります。
定員:5名(年間5名募集、1年課程)
「飲食サービス(うどん店舗)」、「食品加工(製麺)作業等を通じ、基礎的社会適応能力(職業基礎能力・作業遂行能力等)を育成します。

» スケジュール・詳細情報


訓練の特色

【技能訓練】
製造業やサービス業での環境・職務を想定し、基本的な技術習得を目指すとともに、自身の得手・不得手(適性)を知ることを通して就職の方向性を探ります。
主な内容
・製麺工場での製麺作業
・直営店舗「則武家うどん」でのサービス・バックヤード業務
・施設内清掃

【職業生活支援】
講義やグループワーク・ミーティングなどの話し合いを通じて「就労意欲の向上」や基本的な「労働習慣の確立」をはかります。
また具体的な「就職活動の準備」を行います。
主な内容
・健康管理、ストレス対処法
・ビジネスマナー、金銭管理
・履歴書の書き方、面接練習
・ソーシャル・スキル・トレーニング

【職場実習】
民間企業に協力を呼びかけ多様な労働現場での実践的な体験実習を通して、職業人としての自覚の育成を図ります。
また食品加工や飲食サービス業はもちろんさまざまな企業との連携の中で、広く知的障害者、精神障害者の職務や職場の開拓を行い雇用の確保にも努めています。
時期・回数等
1回2日~3日日程 1人あたり2~3回程度
ご本人の興味・関心のある職務や業種の企業・行政機関にて実習